大震災を思う時・祈りの音楽
親愛なる皆様
わたくしの、奏でる音楽の定義の一つに、
こういうことがあります。
ある日、
幼き子どもが、やってきて、
わたしの目の前で泣いているとしましょう、
心細い思いをしているとしましょう。
そういう子どもに、
1曲捧げるとしましたら、
どういう気持ちで演奏するのか。
その子が全く知らない曲や、フラメンコであっても、
どういう心持ちで、わたしは演奏するのか、
それが、わたしの曲作りのテーマでもあります。
泣いている子ども、(または大人の方でも)
その方々に、恥ずかしくない、
何か言葉をかけるなら、
満腹にはならない、
身体も寒いかもしれない、
心が温まるには、、
そんなことできるのだろうか、
何かを伝えるには、
どんな音なのか、
どんな音楽なのか、
どんな音色なのか、
音に心を込める時、
曲を生み出す時、
弦をはじく時、
念頭にあることの一つです。
心より祈りを捧げます。